日本酒の飲用頻度、「月に1日以下」が26.5%

マイボイスコムはこのほど、「日本酒」に関しての4回目のインターネット調査を実施、結果を公表した。同調査は2月1日~5日に実施、10,543件の回答を集めた。

日本酒の飲用頻度は、「月に1日以下」が26.5%

日本酒を飲む人は45.4%で、過去調査に比べ減少傾向となった。飲用頻度は「月に1日以下」が26.5%、「週1日以上」が11.8%。飲用者は男性6割弱、女性3割強となっている。高年代層ほど多い傾向で、男性50代以上では7割弱にのぼる。

日本酒を自宅で飲む人は、日本酒飲用者の63.4%を占める。女性20代では、外で飲む人が他の年代より多くなっている。男女とも、年代が高いほど自宅で飲む人が多い傾向が見られた。

日本酒を自宅で飲む人は、日本酒飲用者の63.4%

飲みたいシーンは、「休日の夜・前日」「特別な食事のとき」が上位に

日本酒を飲みたいシーンは、「休日の夜」「休日の前日」「特別な食事のとき」が各3割弱で上位3位、「旅行先で」「食事を楽しみたいとき」「友人知人などが集まったとき」が続く。「特別な食事のとき」は女性、「平日」は男性で多く、それぞれ10ポイントの差がある。女性30代以上では「特別な食事のとき」がもっとも多く、外で飲むことが多い人では「友人知人などが集まったとき」「職場や仕事関係の人と一緒に」「お店で」などが多くなっている。

自宅で飲む日本酒選定時の重視点は、「味」(61.3%)に続き、「甘口・辛口」「価格」「飲みやすさ」が各4割。女性では「甘口・辛口」「飲みやすさ」が男性を10ポイント以上上回り、「価格」より多くなっている。

日本酒のイメージ「伝統的」が半数近くに

日本酒のイメージは「伝統的」(48.2%)がもっとも多く、「大人向け」「悪酔いする」「香りがよい」「男性向け」などが続く。若年層、特に女性では「大人向け」「男性向け」「においがきつい」「飲みにくい」などが多くなっている。日本酒を週1回以上飲む人では、「香りがよい」「飲みやすい」「一人で楽しむ」「親しみやすい」「飲みごたえがある」「家で飲む」などが多くみられる。

日本酒を飲まない理由、4人に1人が「味が好きではない」

日本酒を飲む頻度が「月に1日以下」、または飲まない人に、飲まない理由を聞いたところ、「味が好きではない」「悪酔いする、気分が悪くなりやすい」「酔いやすい」「アルコール度数が高い」「二日酔いになりやすい、翌日に残る」などが上位にあがっている。「味が好きではない」「アルコール度数が高い」は、女性が男性を約10ポイント以上上回る。これらの項目と「辛口である」は、女性20・30代で比率が高くなっている。

日本酒を飲まない理由は、「味が好きではない」が4人に1人

そのほか、「これから日本酒をこう飲みたい」 という回答者のコメント(全5,353件)として、「料理と相性が良い酒を、一人でも良いが、酒の良さを理解してくれる仲間とともに静かに飲める相手がいれば最高だと思う」(男性69歳)、「健康を考えて、低アルコール度数のものを飲むようにしたい」(女性55歳)、「今の住まいのバルコニーが広めなので、テーブルを置いて月や星を眺めながら熱燗を楽しみたい」(男性29歳)、「父親がお酒が好きなので、自分がもう少し成長したら一緒に飲んでみたいです」(女性20歳)などが寄せられた。

その他、詳細は同調査Webページで確認できる。