米Appleは、 自動車内でiPhoneを安全に利用するための機能「CarPlay」を発表した。CarPlayを使うことで、ユーザーは、iPhoneにひとこと話しかけるだけで、電話をかけたり、マップを使ったり、音楽を聴いたり、メッセージにアクセスしたりといったことが行えるようになる。
ユーザーは、自動車上のインターフェイスからCarPlayを操作できるほか、ステアリングホイール上のボイスコントロールボタンを押し続けることで、運転から注意をそらすことなくSiriを起動することができる。今週開催される「ジュネーブモーターショー14」で、フェラーリ、メルセデス・ベンツ、ボルボが対応のモデルを発表するほか、本田技研、三菱自動車、日産自動車、富士重工業、スズキ、トヨタ、BMWグループ、フォード、ゼネラルモーターズ、現代自動車、ジャガー・ランドローバー、起亜自動車、 PSA・プジョーシトロエンの各社が今後CarPlay対応車を発売する予定となっている。
AppleのiPhone/iOSプロダクトマーケティング担当バイスプレジデントであるグレッグ・ジョズィアック氏は今回の発表について、「CarPlayを使うとドライバーは運転から注意をそらさられることがほとんどなく、最小限の操作でiPhoneを利用できます。素晴らしい自動車メーカーのパートナーがCarPlay対応の素晴らしいモデルを発表し、CarPlayが今週、ジュネーブでデビューすることに私たちはわくわくしています」とコメントしている。