不正商品対策協議会(ACA)は3日、ファイル共有ソフトウェアなどを通じた、映画/音楽/アニメ/漫画/ゲーム/ビジネスソフトなどの著作権法違反事件について、45都道府県警察による一斉集中取締りが実施されたと発表した。取締りが行われた期間は2014年2月25日から27日まで。123箇所が捜索され、2月28日午後4時時点で33名が検挙された。
不正商品対策協議会は、コンピュータソフトウェア著作権協会(ACCS)や日本映像ソフト協会(JVA)、日本音楽著作権協会(JASRAC)、日本国際映画著作権協会(JIMCA)、日本レコード協会(RIAJ)などから構成される団体。
ファイル共有ソフトウェアなどによる著作権法違反の一斉集中取締りは、2009年の初回から今回で5回目。主な関係法令は著作権法第23条第1項(公衆送信権侵害)や著作権法第30条第1項(私的使用のための複製)の違反などで、対象著作物コンテンツはアニメ、楽曲、映画、漫画など。今回の取締りの中で、例えばACCS担当の事件では、ファイル共有ソフトウェア「Share」や「Winny」、「Perfect Dark」を通じ、アニメやゲーム、漫画が共有された事件が計9件摘発された。