トヨタ自動車はこのほど、スイスのジュネーブにて3月4日から開催される『第84回ジュネーブ国際モーターショー』に、レクサスの新型高性能クーペ「RC F」をベースにしたレーシングカーのコンセプトモデル「RC F GT3 concept」を初出展すると発表した。
レクサスブランドはレース分野での活動を更に強化するとして、グローバル規模での活動においては、FIA公認の国際レース規格であるGT3(Group3 : Cup Grand Touring Cars)に対応した車両を、2015年から供給開始するとのこと。GT3規格の車両が出場できるレースは、欧州のニュルブルクリンク24時間耐久レースをはじめ、国内のSUPER GTやスーパー耐久などで、これらのレースに参戦する世界中のチームへ車両供給を開始するべく、2014年はテスト走行を行い、FIAが定めるGT3のホモロゲーション(車両認可)取得に向けた車両開発を進めていくとしている。
今回出展するRC F GT3 conceptは、GT3規格にのっとり開発されたコンセプトモデルで、エンジンはRC FのV8エンジンをベースとし、最高出力は397kW(540PS)以上に向上。また、車両重量は1,250kgまで軽量化している。