第86回アカデミー賞授賞式が3日(現地時間2日)、アメリカのロサンゼルスで開催され、最多10部門でノミネートされていたアルフォンソ・キュアロン監督の『ゼロ・グラビティ』が、監督賞、視覚効果賞、撮影賞、編集賞、音響編集賞、録音賞、作曲賞を受賞し、最多7冠に輝いた。

『ゼロ・グラビティ』の場面画像

監督賞を受賞したキュアロン監督は、「この映画を作る過程で私の人生も変えた。沢山の賢い人達がこの成功を叶えてくれた。脚本を一緒に考えた息子に感謝。サンドラの素晴らしい演技。ジョージは今まであった中で最も素晴らしい俳優。ワーナー・ブラザースの方にも感謝」と喜びのコメントを発表。メキシコ出身の監督がオスカーを手にするのは、アカデミー賞史上初の快挙となる。

BD&DVDセットのジャケット写真

なお、『ゼロ・グラビティ』は、地球の上空60万メートルに無限に広がる生存率0%の宇宙の無重力空間=ゼロ・グラビティを舞台に、突如放り出されてしまった人間に襲い掛かる絶望とその中で生を渇望する強きヒロインの感動のドラマを描いた作品。女優のサンドラ・ブロックと俳優のジョージ・クルーニーが、決死のサバイバルを繰り広げる科学者と宇宙飛行士を熱演している。

4月23日には、同映画のブルーレイディスク&DVDリリース、オンデマンド配信がスタート。ブルーレイには、無重力シーンの撮影方法などを明かす180分を超える特典映像も収録される。

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