オープンキューブは、日本製パーソナル3Dプリンタ「SCOOVO X9」を3月14日に発売する。同社直販サイト「オープンキューブストア」では3日より先行予約を開始。希望小売価格は220,500円。本体カラーはシルバーとブラックの2色。

SCOOVO X9

「SCOOVO X9」は、最小0.05mm(50ミクロン)の積層ピッチが可能な高精細3Dプリンタ。最大造形サイズはW200×D170×H230mmで、従来モデル「SCOOVO C170」と比べ、容積比で最大2倍の造形サイズが可能となった。ベッドとノズル部には、指で調節できる独自のロックナット付きアジャストスクリューを備え、従来モデルに比べ微妙な調整ができるという。

積層ピッチの違いによる造形精度の差

素材は、PLAフィラメントに加え、従来モデルでは非対応だったABSフィラメントにも対応予定。2014年4月をめどに、「SCOOVO X9」対応の純正ABSのフィラメントが発売される。

本体サイズはW406×D343×H441mm、重量は約16.5kg。最小積層ピッチは0.05mm(50μm)、最大造形サイズはW200×D170×H230mm。ヘッド数は1。入力形式は.stl。対応OSはWindows XP / Vista / 7 / 8 / 8.1。

本体には、USB 2.0ケーブル、スプールホルダ、PLAフィラメント×1(1.75mm / 1kg / ホワイト)、プリント制御ソフトウェア「SCOOVO Studio」、テスト用3Dデータ (.stl)、日本語の取扱説明書、保証書が付属する。

エクストルーダヘッドのノズル部左右には、冷却用ファンとヒートシンクを装備

最大造形サイズはW200×D170×H230mm。従来モデル「SCOOVO C170」と比べ約2倍

本体の9割に日本製の部品を採用し、造形精度と信頼性を高めているという