財務省は3日、2013年10~12月期の法人企業統計調査の結果を発表した。それによると、全産業(金融業・保険業を除く)の設備投資額は前年比4.0%増の9兆4,393億円となり、3四半期連続で増加した。
業種別に見ると、製造業の設備投資額は前年同期比0.7%増の3兆771億円と5四半期ぶりの増加、非製造業は同5.7%増の6兆3,622億円と3四半期連続で増加した。
製造業では、生産用機械、化学、鉄鋼などで減少したものの、輸送用機械、金属製品、情報通信機械などで増加。一方、非製造業では、卸売業、小売業などで減少したが、サービス業、運輸業、電気業などで増加した。
なお、ソフトウエアを除く設備投資額(季節調整済)を前期比で見ると、0.3%の減少。うち製造業は横ばい、非製造業は同0.4%減と、頭打ちの状態となった。
売上高は前年同期比3.8%増の333兆429億円で、2四半期連続の増収。業種別では、製造業は同4.7%増の100兆9,713億円と2四半期連続の増収、非製造業は同3.4%増の232兆716億円と3四半期連続の増収となった。
経常利益は前年同期比26.6%増の16兆1,908億円で、8四半期連続の増収。業種別に見ると、製造業は同49.9%増の6兆5,775億円と5四半期連続の増収、非製造業は同14.4%増の9兆6,133億円と3四半期連続の増収となった。
今回の有効回答は2万2,612社。