JR西日本岡山支社は、みまさかローカル鉄道観光実行委員会と連携し、今年も「旧津山扇形機関車庫」(岡山県津山市)の一般公開を行う。4月12日から11月16日までの第2・第4の土日を中心に、計38日間実施する。

転車台で車両を開店させる「転車イベント」の様子

「展示車両頭出し記念撮影」に使用されるディーゼル機関車

旧津山扇形機関車庫は1936(昭和11)年に建設され、扇形機関車庫としては京都府の梅小路蒸気機関車館に次いで国内2番目の規模を誇る。今年の公開では、展示車両や現役車両を転車台に載せた状態で回転させる「転車イベント」や、展示車両を庫内から3mほど引き出した状態での写真撮影が楽しめる「展示車両頭出し記念撮影」など、魅力あるイベントを毎月開催するという。

転車イベントは5~9月と11月に各2日間ずつ実施(5月のみ4日間実施)。展示車両5両を月ごとに1両ずつ使用するほか、7月には現役車両のキハ40形が転車台に登場する予定だ。「展示車両頭出し記念撮影」は、7月を除き毎月実施。各月とも2日間の実施となるが、5月のみ3~6日と10・11日の計6日間実施する。頭出しの対象となるのはDE50形またはDD51形だが、10月のみ展示車両8両をいっせいに引き出すとしている。

一般公開への参加には事前の申込みが必要。公開日の前日までに、JR西日本岡山支社営業課内「旧津山扇形機関車庫見学係」まで電話で申し込む(平日のみ)。見学の際は、午前10時までに現地に集合することとなっている。