オールアバウトが運営する「生活トレンド研究所」はこのほど、「お酒と世代間コミュニケーションギャップ」に関するアンケート調査の結果を公表した。同調査は、首都圏1都3県在住の20歳から59歳の男女を対象に、2月17日から20日にかけてインターネットを通じて実施。888名から有効回答を得た。
"若者の酒離れ"の実態は?
"お酒"の嗜好傾向について聞いたところ、「すごく好き」「好き」と回答した人は全年代で55.6%となった。年代別で見ると、30代、40代、50代は女性よりも男性のほうが「お酒が好き」と回答。20代だけは男性よりも女性のほうが「お酒が好き」と回答したことが明らかになった。
"お酒"を飲む相手と頻度について聞いた。「仕事関係(上司や同僚など社内)」で1週間に1回以上飲むと回答した人は、男女ともに20~30代が多く、40~50代は1割にも満たないという結果になった。一方で、「1人」で飲む頻度は、50代男性が54.4%と一番多かった。
"お酒"の種類について、普段から何を飲むか聞いたところ、一番多かったのは「ビール」、以下「ワイン」「焼酎」「日本酒」が続いた。また、これらの"お酒"を「飲まない」と回答した人に対し、その理由を聞いたところ、どの"お酒"に対しても「味が好きではない」が多かった。また、ビールについては「太りそう」、日本酒については「悪酔い・二日酔いしそう」という項目が他の"お酒"に比べて多くあげられた。
コミュニケーション量と飲み会の頻度は比例?
ここ3年くらいの仕事関係の飲み会の回数の変化について聞いたところ、20代は男女とも30%以上が「増えた」と回答。一方、50代は男女ともに40%以上が「減った」と回答した。
職場のコミュニケーションについて聞いたところ、2割以上が「少ない」と回答した。
コミュニケーション量別に「上司」「部下」と"お酒"を飲みたいかどうかを聞いた。職場でのコミュニケーション量が多い人のほうが上司とも部下とも「飲みたい」、かつ「自分から誘う」傾向があることがわかった。