国土交通省はこのほど、北陸新幹線の並行在来線を引き継ぐ第3セクター鉄道4社に対し、鉄道事業法第3条にもとづく第一種鉄道事業許可を2月28日付で交付すると発表した。
北陸新幹線は2015年春の長野~金沢間開業をめざして工事が進められており、開業と同時に信越本線長野~直江津間(75.0㎞)と北陸本線直江津~金沢間(177.2㎞)がJR東日本・JR西日本から経営分離されることが決まっている。これにともない、並行在来線を引き継ぐ第3セクター4社は昨年12月6日、国土交通省へ鉄道事業の許可申請を提出していた。
今回、鉄道事業許可が下りるのは、長野県のしなの鉄道長野~妙高高原間(37.3㎞)、新潟県のえちごトキめき鉄道妙高高原~市振間(97.0㎞)、富山県のあいの風とやま鉄道市振~倶利伽羅間(100.1㎞)、石川県のIRいしかわ鉄道倶利伽羅~金沢間(17.8㎞)の区間。許可路線の開業日は、北陸新幹線長野~金沢間開業日とされている。