ディー・エヌ・エーは、ドイツ車いすバスケットボールブンデスリーガ所属チームのBGバスケッツ・ハンブルクで活躍するプロ車いすバスケットボールプレーヤー・香西宏昭選手とスポンサー契約をし、27日に契約発表会を行った。
DeNAが車いすバスケットボールプレーヤーである香西宏昭選手とのスポンサー契約を発表し、契約発表会が開かれた。香西選手の他にDeNAスポーツマーケティング室・西谷義久氏、DeNA Running Club・瀬古利彦総監督も登場した |
香西選手は、2008年北京パラリンピック、2012年ロンドンパラリンピックの日本代表。米国留学時代の2012年、2013年には2年連続で全米大学車いすバスケットボール選手権のMVPを受賞している。2013年9月にはドイツのスポーツクラブ「ハンブルガーSV」傘下の車いすバスケットボールチーム「BGバスケッツ・ハンブルク」に日本人として初めて加入。2016年のリオデジャネイロパラリンピック、2020年の東京パラリンピックでの活躍も期待されているという。
契約発表会は東京都足立区の足立区立鹿浜小学校で開催。香西選手の他に、DeNAスポーツマーケティング室・西谷義久氏、DeNA Running Club・瀬古利彦総監督も登場した。香西選手は、「選手として成長し続けることをテーマに活動している。そんな中でDeNAに出会い、世界に挑戦するということについて認めていただけた。これからはDeNAの一員として頑張っていきたい」と挨拶。「まずは今年7月に世界選手権があるのでそこで結果を残したい。そして、その先にあるパラリンピックでも頑張りたい。また、日本ではまだまだ車いすバスケットボールはマイナースポーツなので、1つのスポーツとして見て楽しんでいただけるようになってほしいし、そのために尽力していきたい」と今後の抱負を語った。
瀬古総監督は香西選手について、「非常に好青年。常にとにかく前向きで、大好きになった」とコメントし、「香西選手はドイツで活躍しているということで、既に"世界の香西選手"。今後ともどんどん世界で活躍してほしい」と続けた。
その後は、香西選手をはじめとした車いすバスケットボール選手が、小学5、6年生の児童に向けての車いすバスケットボール体験特別授業を開催。参加した児童たちは車いすを操作しながらのバスケットボールに苦戦しつつも、プレイを楽しんだ。