エプソンは27日、ビジネス向けのインクジェット複合機/プリンタとして、A4サイズに対応した「PX-M741F」「PX-M740F」「PX-S741」の3モデルを発表した。4月10日より発売する。価格はオープン。直販価格(税別)は、PX-M741Fが39,980円、PX-M740Fが29,980円、PX-S741が16,980円。
PX-M741F
「PX-M741F」は、A4サイズ対応のインクジェット複合機。プリントヘッドに新開発の「PrecisionCore」を搭載し、ノズル密度を高めて1列あたりのノズル数を大幅に増加。印刷速度を高速化している。印刷速度はカラーで10ipm、モノクロで19ipm。耐久性は8万ページ。自動両面印刷にも対応する。
インクシステムは4色独立型で、全色顔料系を採用。カラーマッチング技術を刷新したことと、普通紙への印刷解像度が600dpiに向上したことで、より細かい文字を鮮明に印刷できるようになった。ランニングコストはカラー約8.9円、モノクロ約3円(A4用紙1枚あたり)。
ファックスも大幅に機能アップ。ファックス/電話の自動切り替えに対応するほか、3.5型のLCDパネルを搭載。内容をプレビューしてから送信する「見てからファックス送信」、受信したファックスを画面で確認してから印刷できる「見てからファックス印刷」、あらかじめ設定した別のファックスやメールアドレスへ転送する「ファックス転送機能」などを備える。
有線/無線LANに標準で対応するほか、「Wi-Fi Direct」機能ではスマートフォンやタブレット端末を直接ワイヤレス接続して印刷が可能。同社提供の無料アプリ「Epson iPrint」と連携することで、より簡単にプリントやスキャンを行える。
印刷方式はPrecisionCoreインクジェット、解像度は4,800×2,400dpi。対応用紙サイズはA4サイズまで。用紙カセットは2カ所あり、それぞれ普通紙を最大250枚セット可能。ファーストコピータイムはモノクロが7秒、カラーが15秒。スキャン機能は、解像度が600dpi、読み取りサイズが216×297mm。
インタフェースはUSB 2.0、10BASE-T/100BASE-TX対応有線LAN、IEEE802.11b/g/n対応無線LAN。USBメモリ用のUSBポート/SDメモリーカード/メモリースティックDuoスロットを搭載。本体サイズはW449×D563×H308mm(使用時)、重量は11.6kg。対応OSは、Windows XP / Vista / 7 / 8 / 8.1、Windows Server 2003 / 2008 / 2008 R2 / 2012 / 2012 R2、Mac OS X 10.5.8。
PX-M740F
「PX-M740F」は、A4サイズ対応のインクジェット複合機で、給紙カセットが1カ所のみのモデル。LCDパネルは2.7型に変更されている。そのほかの仕様は「PX-M741F」とほぼ共通。本体サイズはW449×D560×H243mm(使用時)、重量は約9.8kg。
PX-S740
「PX-S740」は、A4サイズ対応のインクジェットプリンタ。「PX-M740F」のプリンタ機能のみのモデル。印刷性能は「PX-M741F」とほぼ同等。LCDパネルは2.1型に変更されており、USBメモリ用のUSBポート/SDメモリーカード/メモリースティックDuoスロットは搭載されていない。本体サイズはW449×D553×H188mm(使用時)、重量は約6.1kg。