修二会の様子

奈良県奈良市東大寺の二月堂で、松明が灯される行事「修二会(しゅにえ)」が行われる。開催日は3月1日から14日まで。

二月堂が松明の炎に包まれる

同行事の正式名称は「十一面悔過(じゅういちめんけか)」。さまざまな過ちを、二月堂の本尊である十一面観世音菩薩の宝前で懺悔することを意味し、鎮護国家、天下泰安、風雨順時、五穀豊穣、万民快楽を願う。

12日と14日以外は19時に大鐘が撞かれ、それを合図に「お松明」が始まる。通常10本の松明が二月堂に掲げられるが、12日のみ、すべての「練行衆」が上堂するので、11本の松明が使用される。

松明が灯される時間は、3月1日~11日および13日は19時から約20分間、12日は19時30分から約45分間。14日は18時30分から約10分間。「お水とり(翌朝午前1時半頃)」の行われる3月12日は、奈良公園周辺の交通規制、二月堂付近への入場規制有り。