JR東日本は3月1~31日、政府の定めた「自殺対策強化月間」(3月1~31日)に合わせ、同期間を「生きる支援の強化月間」とし、ポスター掲出や街頭啓発など、自殺対策に関する各種の取組みを行う。

JR東日本の各駅と車内、および関東大手私鉄の駅に掲出される自殺対策ポスター

ポスターは、「いのちの電話」や東京自殺防止センターへの電話を呼びかける内容で、関東の大手私鉄11社と共同で制作。JR東日本の駅と車内に加え、各社の駅でも掲出する。

街頭啓発は東京駅をはじめ、上野駅・横浜駅・仙台駅など主要15駅にて、3月3日にいっせいに実施(秋田駅では2月28日に実施)。各駅頭にJR東日本社員が立ち、自殺対策に取り組む諸団体の相談窓口が記載されたポケットティッシュを駅利用者らに配布する。

自殺防止のための「声かけ活動」も実施。NPO法人メンタルケア協議会の相談員とJR東日本OBが駅構内を巡回し、駅利用者への声かけを行う。「声かけ活動」の実施期間は3月3日から31日までの期間の平日13~17時。中央線、山手線、総武快速線、京葉線、埼京線など首都圏各線の駅が対象となる。

京浜東北・根岸線と横須賀・総武快速線では、「生きる支援の強化月間」のPR車内広告の専用列車「生きる支援トレイン」を3月1~16日に各1編成運行する。自殺対策に取組む諸団体の相談窓口を車内広告で知らせるほか、トレインチャンネルでは自殺対策に関する広報映像を放映するという。