TBS系ドラマ『半沢直樹』で近藤役を演じたことでも知られる俳優・滝藤賢一が、3月4日から全国放送をスタートするロッテ「Fit's LINK」の新CM『ゴキゲン出勤』篇で、単独では初となるCM出演を果たすことが27日、明らかになった。

滝藤賢一が出演する「Fit's LINK」新CM『ゴキゲン出勤』の場面カット

「Fit's LINK」の特徴は、ミント味が50分続くこと。同CMでは、滝藤演じるサラリーマンが、出勤時にガムをかむと巨大な猫にくわえられ、そのまま会社に運ばれる姿をとおして、"ゴキゲン"な気持ちも持続することを表現している。

巨大猫のシーンは、その大部分がワイヤーで吊られての撮影に。体にワイヤーを取り付けられている最中は若干不安げな様子も見せたものの、いざテストで吊り上げられると余裕の表情になり、撮影も順調に進んだ。滝藤は「結構吊られたなぁ、と思いましたね。割と好きなのかもしれないですね」と、映画で4、5年前に1度経験して以来のワイヤーアクションを楽しんだようだ。

今回の撮影では、セリフの多くが「ゴキゲンです」だったため、表情や声色を変えながらさまざまなパターンの「ゴキゲンです」を披露。楽しげな「ゴキゲンです!」から、さわやかな雰囲気の「ゴキゲンです」、力強い「ゴキゲンですっ!」など、撮影を通して放った「ゴキゲンです」は合計45回にもおよんだ。

撮影終了後のインタビューでは、最もガムを欲する時について、「ラブシーンの前とかではないですか。僕はめったにラブシーン無いですけど…(苦笑)」と語り、本当にサラリーマンになったらやりたい職種については、「銀行マンじゃないですか? 広報、ずっとやりたかったですよ(笑)」とコメント。「出向でもいいんですよ、家族と一緒に行ければね。ただ出向も何度もあると大変ですよね。銀行員は出向したら戻れないといいますものね。まぁある人は戻りましたけど…(笑)」と『半沢直樹』の話題も交えて話した。

家族でより一層ゴキゲンになるためによく行うことは、「妻がとても魚が好きなので、おいしい魚料理屋さんに食べに行くことが多い」とのこと。子供の話題になると、「どれだけ機嫌が悪くても、絵本を持って『お風呂行くよ』と言えば喜んでついてくるんです」と父親としての顔ものぞかせた。逆に、家族からされてゴキゲンになったのは、父の日参観で子供が作ったものをプレゼントされた時。目を閉じてプレゼントを待つ間に嗚咽してしまうほどうれしかったそうで、「それくらい、感動しました」と振り返った。

さらに、プライベートでの"ゴキゲンになるための必需品"というお題で、特技の書道に挑戦。書き上げた「寝かしつける」という言葉について滝藤は、「子供は小さい頃は、基本お母さんしか寝かしつけられないんですよ。だからずっと僕が抱っこしていても泣き叫ぶわけですね。だけどこれが寝かしつけられる時が1カ月に1回くらいあるんです。その時は幸福感に満たされるというか、すごくゴキゲンな気持ちになります」と説明。そして、「とにかく飲ませて食べさせること(笑)。あとはひたすら散歩に出る。外に出ると眠るんですよ」と寝かしつけるコツを明かした。