インテリジェンスは、アルバイト経験のある15~25歳までの男女2,454人を対象に、アルバイト観や経験についてアンケートを実施した。
やってみたいアルバイトは男女で順位に開き
今回の調査では、「販売系」の職種にフォーカスして実施した。まず職種にかかわらずやってみたいアルバイトを聞いたところ、男性は「仕分け・梱包・製造(倉庫内スタッフ)」が1位(25.3%)、2位は「コンビニスタッフ」(24.8%)、女性は「カフェスタッフ」が1位(49.4%)、2位が「事務」(32.9%)だった。
販売職種のみを見ると男女差が見られ、「スーパーマーケットのレジ」は男性は14位だったが、女性は7位とトップ10内に食い込んだ。一方「家電・携帯電話の販売」は男性が12位、女性は21位で男性の方が人気が高い。最も男女差の少ない「コンビニスタッフ」でも、男性2位に対して女性は5位となっている。
スーパーのレジの就業希望者に職種イメージを聞くと、「未経験でもできそう」(37.0%)というイメージが、他販売職種を希望する人に比べて高かった。「家電・携帯電話の販売」を希望する人は、それ以外の人に比べて「給与が高そう」(26.0%)というイメージが高く、同じ販売職でも求職者が持つイメージが大きく違うことが分かった。
販売バイト経験者4割が「責任感が強まった」
お金以外でアルバイトに求めるものを尋ねたところ、販売職希望者はその他職種希望者に比べ「社会人としてのマナーが身に付く」(48.5%)、「自分の成長につながる」(41.8%)が高かった。将来に役立つ経験を期待しているようだ。
また、実際の販売バイトの経験者に、アルバイトを通じて得られた変化を聞くと、他職種希望者に比べて、「責任感が強まった」(39.4%)、「客として行った店の店員に丁寧に接するようになった」(33.5%)など、相手に対する思いやりや気配り、マナーの習得の他、自身の考え方や責任感など、成長につながる変化を得ていることが分かった。