キヤノンは、エントリーユーザー向けのデジタル一眼レフカメラ「EOS Kiss X70」を3月13日に発売することを発表した。パッケージはボディのみのものと、交換レンズ「EF-S18-55mm F3.5-5.6 IS II」が付属するレンズキットが用意され、いずれも価格はオープン。「キヤノンオンラインショップ」での直販価格はボディのみが50,800円、レンズキットが60,800円(いずれも税別)となっている。
EOS Kiss X70は2月12日に発表されたばかりの「EOS Kiss」シリーズ新モデル。発表当初は3月下旬とされていた発売日が今回、正式に決定した。
2011年2月に発表された「EOS Kiss X50」の後継モデルで、CMOSセンサーの有効画素数が約1,220万画素から約1,800万画素へとスペックアップ。そのほか、背面モニターが2.7型から3型と大きくなり、感度も拡張でISO12800が利用可能になるなど、基本機能が向上している。従来モデルで最大1,280×720ドットだった動画の記録画素数も、最大1,920×1,080ドット(フルHD)/30pとなった。
主な仕様は、撮像素子がAPS-Cサイズ(約22.3×14.9mm)・有効約1,800万画素のCMOSセンサーで、レンズマウントがキヤノンEFマウント、対応感度がISO100~6400(拡張設定時はISO12800)、シャッター速度が1/4,000~30秒となっている。画像処理エンジンは「DIGIC 4」を採用。
ファインダーは視野率約95%・倍率約0.8倍、ファインダー撮影時のAFは9点測距・中央1点クロス、背面のモニターは3型ワイド・約46万ドットの液晶方式。付属バッテリーの撮影可能枚数は、ファインダー撮影時で約500枚(CIPA準拠、常温時)。本体サイズは約W129.6×D77.9×H99.7mmとなっている。