ウェザーニューズは25日、大阪、岡山を含む1府4県で花粉シーズンに突入したことを発表した。
大阪、岡山、愛媛、島根、岐阜の1府4県で"花粉シーズン"に突入
同社では全国1,000カ所に、花粉観測量に応じて目の色が変化する独自の花粉観測機「ポールンロボ」の設置を進め、花粉の観測を実施。2月23日に大阪府内の3割以上の観測点(全39カ所)において、24日は大阪府内の約5割の観測地点において、花粉に敏感な人が症状が出始める花粉飛散量(10個)を越えるレベルに達した。
24時間以内にスマホアプリ「ウェザーニュースタッチ」に寄せられた都内に在住する花粉症の人の症状報告を見ても、479人中の約3割が"ややつらい"、またはそれ以上の症状を感じ始めている。岡山県、愛媛県、島根県、岐阜県でも花粉飛散量が10個を超えたため、これらの1府4県で"花粉シーズン"に突入とした。
また、大分県では、2月24日に県内の約4割の観測点(全5カ所)において、敏感でない人でも症状が出始める花粉飛散量(30個)を超えるレベルに達した。熊本県、佐賀県でも花粉飛散量が30個を超えたため、これらの3県で本格的な花粉シーズンに突入したと考えられる。
このほか、先週は、四国、山陽、東海~近畿南部で花粉シーズンに、九州や高知県、山口県で本格的な花粉シーズンに突入している。
西~東日本の広いエリアでは、3月上旬~中旬にスギ花粉のピークを迎える
西~東日本の広いエリアでは、3月上旬~中旬にスギ花粉のピークを迎え、北陸地方では3月下旬、東北地方で4月上旬~中旬がピークとなる見通し。また、スギ花粉の飛散量がピークを過ぎた後は、桜の花が咲く頃にヒノキ花粉の飛散量が増え、西~東日本では4月上旬~中旬にヒノキの花粉の飛散ピークとなる見通しとなる。
飛散量は北~東日本では昨年より少なくなる予想だが、西日本では昨年並み~昨年より多い予想。また、全国的に平年並み~平年より多く飛散する所が多いため、まだ症状が出ていない人も早めの対策をとることが必要だとしている。
同社では、最新の飛散情報と各地の本格シーズン突入の知らせは、「ウェザーニュースタッチ」の「花粉Ch.」や「スマートアラーム花粉モード」、および携帯サイトにて随時発表していく予定となる。その他、詳細は「同社Webサイトのニュースセンター」で確認できる。