三井住友銀行はこのたび、28日より住宅ローンを借り入れる顧客向けに『自然災害時返済一部免除特約付住宅ローン(残高保障型)』の取扱いを開始すると発表した。
同商品は、同行で住宅ローンを新たに借り入れた顧客が、地震などの大規模災害で自宅が「全壊」する被害にあったときに、罹災日時点における建物部分のローン残高の半額相当を保障するもの。同商品と火災保険(地震保険)をあわせて活用することで、建物部分のローン負担が全額もしくは全額に近い水準まで軽減されるという。
同行は、これまでも自然災害による罹災の程度に応じて、約定返済を最長2年間免除する商品を取扱ってきたが、一般的な地震保険において支払われる保険金には上限(最大建物価値の50%)が定められているため、このたび残る50%部分を保障する商品を提供することとしたという。
同商品のポイント
地震・噴火・津波により自宅が「全壊」と認定された場合、罹災日時点の建物部分の住宅ローンの半額相当が保障される。地震保険(最大火災保険金額の50%を保障)と同商品を併用すれば、建物部分のローンの負担が全額もしくは全額に近い水準まで軽減される
上乗せ金利は建物部分のローンに対して、年0.5%だが、(土地部分、諸費用などに対するローンに対しては、本特約による上乗せは不要)中途解約も可能(中途加入はできない)
罹災時には、市区町村等から発行される罹災証明書の提出などで、保障を受けることができる
三井住友銀行では、今後とも顧客のさまざまなライフイベントでの金融ニーズに応え、きめ細かな商品・サービスを提供していくとしている。