ソチ冬季五輪の余韻が冷めやらぬ状態ですが、様々な感動ドラマを見せてくれた日本選手団には心から「ありがとう」と言いたいです。そんな中、このオリンピックで人気を絶対的なものにしたアスリートと言えば、羽生結弦選手です。
アラサーやアラフィフ、いや、それ以上をも虜にし、日本にとどまらず、中国をはじめ、海外の女性からも人気が高いと話題になっています。また、彼が持つポテンシャルの高さに、"腐女子"からも熱い視線が注がれています。年代や国籍を問わず、ジャンルも問わず、実に幅広い女性たちからの支持を得ています。
羽生選手を見ていると、女性がハマってしまうのが納得できます。それは、女性がきゅん! とする要素を持ちあわせているからです。
恋愛がはじまるとき、それは"心が動く"とき。その代表的な例として挙げられるものなんだと思いますか。それは"ギャップ"です。彼には、そんな女性がついついときめいてしまうギャップを数多く持ち合わせています。そこで今回は、羽生選手がもつギャップの魅力に迫ってみたいと思います!
凛々しさとかわいらしさ
スタイル抜群で「王子様みたい! 」と言われ、フィギュアに対してストイックに取り組む姿。そんな男らしい部分が見えるかと思えば、大のプーさん好き。こんな究極のギャップに、キュン!とくる女性も少なくありません。
自分が思い描いていた相手像を良い意味で壊してくれるギャップを見た瞬間、恋心が急速に高まります。羽生選手の場合も同様に、プーさんが好きな面を見たかと思えば、ストイックすぎる彼の姿、そんなギャップが彼の魅力の1つではないでしょうか。
その場に応じた姿を見せる
年齢はまだ19歳。アラサーやアラフォーが見ると、どことなく幼さが残り、これから大人の男としての魅力がどんどん出てくると思うと楽しみですし、彼が競技以外で選手同士楽しそうに雑談している姿などを見ると、まだまだ青春を謳歌しているように見え、19歳らしい姿が見られます。しかし、マスコミの質問等に答える態度や言葉の選び方は、大人としてしっかり答えています。
いつもふざけているような男性でも、大事な時はきちんとした対応ができる姿に、ときめきを感じる女性も多いですよね。このようなギャップは、男らしい姿を見せつけられる瞬間であり、異性として意識する瞬間です。
また年配の女性からは、「こんな息子が欲しい! 」なんて言葉を聞きますが、19歳という年齢が大きな武器でもあります。ある女性は「私の息子も19歳なのに、こんなにしっかりとしてない! 」と言ってました。大人でもなかなか言えないことをしっかり伝えられる。19歳と言う年齢のギャップも魅力の1つなのかもしれません。
光と影
華やかなスポットライトを浴びて、金メダルの輝きにも負けない笑顔を振りまく羽生選手。表の部分だけ見ると、才能や見た目に恵まれている……なんて思うかもしれませんが、やはり彼には確固たる信念があり、それを原動力にして頑張る姿が何よりもの魅力なのではないかと感じています。
私が羽生選手を初めて知ったのが、東日本大震災後。仙台の練習拠点を失った彼の姿を映像を見たときです。
「自分のスケーティングで、被災者の人たちが笑顔にしたい」
そんな強い想いを胸に、神社でお参りをしている姿が本当に印象的でした。今のような笑顔は当然見られませんでしたが、自分にできることを……という、強い意志が感じられました。
羽生選手の笑顔を見ると、ついついこちらまで顔がほころんでしまうのは、ただただ能天気にすごしているからではなく、たくさんの苦難にも負けず乗り越えていった人の笑顔だからこそ、こちらまで勇気と笑顔をもらえるのかもしれません。
著者プロフィール
片瀬萩乃
恋愛作家
常に相談者の立場に立った前向きなコメントに「恋愛の楽しさを思い出した! 」「自分の気持ちに自信が持てた! 」と多くの女性からアツい支持を得ている。著書に、シリーズ合計20万部突破した『モテ本! 』『モテ本! ハイパー』『モテ本ビジュアル強化BOOK』(以上、大和書房)、『終わらない恋をするための恋愛のルール』『喜ばせハンドブック』(以上、中経出版)、『永遠に彼が夢中になる恋愛のルール』(二見書房)、新刊に『しあわせのはじまりは、ときめきから』(学研)がある。 オフィシャルサイト「恋結‐コイムスビ‐」、オフィシャルブログ「today+」も展開中。