休刊が発表されたオトコの娘専門誌『わぁい!』(一迅社刊)や『月刊ComicREX』(一迅社刊)で連載中のラブコメディ4コマ漫画『ひめゴト』のアニメ化制作会見が25日、東京・秋葉原で行われ、主演と主題歌を担当する声優ユニット「あいまいみーまいん」の4人や同作品の柳瀬雄之監督、原作者の佃煮のりお氏らが登壇した。

左からアルベルティーナ2世役の東城日沙子、運子役の小野早稀、18禁さん役の摩天楼由香、有川ひめ役の桑原由気、漫画家・佃煮のりお氏、柳瀬雄之監督

本作は、親が世界中で作った借金を背負わされた主人公の有川ひめ(男)が、霜科高校の生徒会に借金を肩代わりしてもらうかわりに、女装をして学園生活を送るという男の娘ギャグ漫画。今回の発表では、2014年7月放送開始で、5分枠アニメとしてBS11、ニコニコ動画での放送されることが明らかに。また、制作会見では、主要キャラクター4人を演じる声優と主題歌についても発表された。

主人公で男の娘の有川ひめを演じるのは桑原由気、生徒会の副会長で歩く18禁の異名を持つ「18禁さん」を摩天楼由香、生徒会会長の運子を小野早稀、売れっ子漫画家にして生徒会書記のアルベルティーナ2世(ベルさん)を東城日沙子の4人が務める。また、この4人が組む声優アイドルユニット「あいまいみーまいん」のデビューシングル「とらぶるめーかー」が主題歌に起用される。

原作者の佃煮氏は、アニメ化について「漫画家としての目標もアニメ化だったので、うれしいの一言です。スタッフさんがすごくいいスタッフさんなので、みなさんが楽しんでいただける作品を作っていただけると思うので、いち視聴者として楽しみにしています」と期待を寄せる。柳瀬監督は「基本学園のドタバタ作品なので、楽しく作れればと思います。終わってみて、みんなが幸せになれれば、不幸になる奴が誰も出ない作品にしたいです」と意気込みを語るとともに、「主役を演じる4人は今回のタイトルが初の主演タイトルになると思うので、この作品をきっかけに今後、声優の仕事を濃くしていっていただければと思います。音響の現場ではいろいろと厳しいことを言うと思うので覚悟していてください」と声優たちに激を飛ばしていた。

それを受けて本作が初主演となる四人も意気込み十分の様子。桑原は「少年漫画が好きで、男の子の役を演じるのが夢だったのですが、まさか男の娘の"こ"が娘になるとは思っても見ませんでした。ギャグ漫画も大好きなので、皆さんにおもいっきり笑っていただける5分間にしたいと思います」、東城は「メインをやらせていただくのは初めてで、全国ツアーだったりライブだったりを、たくさん経験させていただくのも初めてなので、自分にできることを1つずつクリアしていき、今後の声優人生につなげていきたいと思っています」と、それぞれに意気込みを語っていた。

続く小野は、「人生で初めてのことが多くて、右も左も分からない、手探りの状態なんですが、その中でも、皆さんに支えていいただきながら、一歩ずつ着実に成長していけたらいいなと思っています」と新人声優らしいフレッシュな胸中を吐露し、またアニメ主題歌を歌うのが目標だったという摩天楼は「アニメソングに加えて、声優でも参加させていただけるということになり、ダブルで夢を叶えられることを幸せに思っています。『ヒメごと』を成功させるさせるために、ライブを盛り上げ、アニメで笑っていただけるように4人で力を合わせてがんばっていきます」と宣言した。

放送時間などに詳細な情報については、今後、公式サイトにて随時発表されていくという。