日本フードサービス協会は25日、2014年1月度の外食産業市場動向調査の結果を発表した。それによると、1月の外食産業の売上高(全店ベース)は前年同月比3.4%増となり、3カ月連続して前年を上回った。調査対象は224社、3万2,123店舗。

客数は前年同月比0.7%増と、7カ月ぶりのプラス。客単価は同2.7%増と、9カ月連続のプラスとなった。1月は東日本以西で天候に恵まれ、特に昨年首都圏で大雪にみまわれた「成人の日」に晴れの地域が多く、外食需要のプラス要因となったという。

業態別に見ると、ファーストフード業態の全体売上高は前年同月比3.2%増と、4カ月ぶりに前年を上回った。洋風は新商品の投入などで客単価が増え、売上高は同1.6%増と、7カ月ぶりに前年比プラス。和風は同10.2%増、麺類は同8.3%増、アイスクリームなどのその他も同7.8%増と好調。一方、持ち帰り米飯・回転寿司は店舗数減少の中で客数も減り、同4.1%減となった。

全店データ(前年同月比)

ファミリーレストラン業態の全体売上高は前年同月比4.4%増と、9カ月連続のプラス。すべての業種で客数・客単価が前年を上回った。

パブ・居酒屋業態の全体売上高は前年同月比0.8%減。2012年9月以来、17カ月連続で前年を下回ったものの、客数は同1.7%増と8カ月ぶりに前年を上回った。

ディナーレストラン業態の全体売上高は前年同月比5.9%増。2013年11月からの安定傾向が続いている。

喫茶業態の全体売上高は前年同月比2.1%増と、3カ月連続のプラスとなった。