ASUSTeK Computerは24日、法人向けのゼロクライアントモニタとして、21.5型モデル「CP220 Zero Client Monitor」と、23.8型モデル「CP240 Zero Client Monitor」を発表した。2月25日より発売し、価格はオープン。
CP220 Zero Client Monitor
「CP220 Zero Client Monitor」は、高速な画面転送プロトコル「PCoIP」をサポートする、VMware社のデスクトップ仮想化ソリューション対応のゼロクライアントモニタ。サーバ上で情報を処理するため、データの不正コピーや情報の漏洩といったリスクを軽減できる。
最新チップ「Teradici TERA2321」を搭載し、従来のTeradici社製チップよりも画面転送スピードは約5倍に向上。高解像度画像などの重いデータを表示する場合でも、通常のデスクトップPC環境に劣らない描画能力を発揮するという。
主な仕様は、液晶パネルが21.5型ワイドのTN方式(ノングレア)、解像度が1,920×1,080ドット(フルHD)、視野角が水平170度/垂直160度、輝度が250cd/平方メートル、コントラスト比が1,000:1、応答速度が5ms。映像入力インタフェースはD-sub×1、映像出力インタフェースはDVI-D×1。バッファ用メモリにDDR3 512MBを搭載し、Gigabit Ethernet対応有線LANとUSB 2.0×4、1W+1Wのステレオスピーカーを備える。
スタンドのチルト角度は上20度/下5度、スイーベルが左右160度、110mmまでの高さ調節が可能で、右回転90度のピボット機能を備える。VESA 100mmマウントに対応し、本体サイズはW518×D225×H392~502mm、重量は約5.5kg。
CP240 Zero Client Monitor
「CP240 Zero Client Monitor」は、23.8型ワイドのモデル。IPS液晶パネルを採用し、視野角が水平/垂直ともに178度と広くなっている。そのほかの主な仕様は上記「CP220 Zero Client Monitor」ほぼ共通。本体サイズはW568×D225×H407~517mm、重量は約6kg。