JR東日本メカトロニクスと三菱UFJニコスはこのたび、共同運営のクラウド型マルチ決済システム「J-Mups(ジェイマップス)」で、楽天Edyのプリペイド型電子マネー「楽天Edy(エディ)」の取り扱いを決め、三菱UFJニコスは24日に加盟店募集を開始したと発表した。
「楽天Edy」は楽天グループのプリペイド型電子マネー。発行枚数は累計約8000万枚(1月時点)にのぼり、「楽天Edy」が搭載されたカードや「おサイフケータイ」にあらかじめチャージ(入金)しておくと、専用端末にタッチするだけでスムーズに決済が完了。全国のコンビニエンスストアやドラッグストアなど約37万カ所(1月時点)の楽天Edy加盟店で利用が可能だという。
なお、「J-Mups」は専用のコンピューターサーバーに各決済機能を集約し、加盟店に設置の決済端末やPOSからインターネット経由で利用(決済)できる仕組みで、2012年7月にサービスを開始したという。従来、加盟店が新たな電子マネーや販売促進サービス(ポイントプログラムなど)の取り扱いを開始するには、決済端末の入れ替えやPOSシステムの改修などが必要だったが、同システムでは簡便な手続きにより、低コストで迅速な導入が可能となっているという。
「J-Mups」は「クレジットカード」「銀聯カード」「Suicaを含む交通系電子マネー」「ジェイデビット(J-Debit)」「iD(アイディー)」「QUICPay(クイックペイ)」「WAON」「楽天Edy」の最大8種類の決済サービスが取り扱い可能となるという。
JR東日本メカトロニクスと三菱UFJニコスは、加盟店が求めるさまざまな決済手段に対応するため、今後も、「J-Mups」の付加価値を一層高め、次世代を担う決済基盤の確立を目指していくとしている。