リサーチバンクは、全国の60歳以上の男女を対象に「終活・エンディングノートに関する調査」を実施した。調査は2月6日~12日にかけて行われ、3,494件の有効サンプルを得た。
40.7%が「終活という言葉を知っている」
まず最初に、「終活」という言葉を知っているか尋ねたところ、40.7%が「知っていた」と回答した。「終活」は必要だと思うか尋ねると、40.0%が必要だと回答。認知率も必要だと思う割合も、男性より女性の方が高かった。
次に、「エンディングノート」を知っているか聞くと、42.8%が「知っていた」と回答した。実際に書いているか尋ねたところ、「書いている」は6.0%に留まり、51.5%と約半数が「書くつもりはない」と回答している。
エンディングノートを書いている・書いてみたいと答えた人に、どのようなことを書いている(書きたい)か尋ねたところ、最も多いのは「自身の葬儀や墓のこと」(68.5%)だった。以下「家族への感謝の言葉」(68.2%)、「所有財産や負債に関すること」(67.1%)、「終末期医療のこと」(63.4%)が続く。
エンディングノートを書こうと思った理由について聞くと、1位は「遺品整理や遺産で面倒をかけたくない」(66.8%)、2位は「最期は自分で始末をつけたい」(52.6%)、3位は同率で「家族への感謝を書き残したい」「(入院や介護など)終末期の希望を伝えたい」(49.1%)だった。
また、法的拘束力のある「遺言書」を用意する予定はあるか尋ねたところ、「すでに用意している」は2.5%、「用意したいと思っている」は17.7%で、あわせて約2割が遺言書を用意する意向を持っていることがわかった。「用意するつもりはない」は31.2%で、残りの48.7%は「わからない」と回答した。