農林水産省は24日、輸入小麦の政府売渡価格について、2014年4月期(2014年4月~9月)から主要5銘柄平均で2.3%引き上げると発表した。1トン当たりの価格は5万8,590円。
税抜き価格では、豪州産小麦の豊作見通しなどにより0.5%の引き下げとなるが、4月からの消費増税分を上乗せした結果、2.3%の値上がりとなった。
5銘柄のうち、パンや中華めんなどに使用されるハード・セミハード系小麦は、4.7%値上がりして1トン当たり5万9,790円に。一方、日本めんや菓子などに使われるソフト系小麦は、1.9%値下がりして同5万6,380円になる。
なお、今回の値上げが消費者物価指数に与える影響はプラス0.001%程度と見込まれる。