「マイナビ転職」はこのほど、転職経験者が選ぶ「もう一度転職するなら、転職したい企業ランキング 2014年最新版」「転職先を選んだ理由別 転職後の満足度ランキング」を公開した。同調査は、転職経験者を対象として2013年12月18日~19日にインターネット上で実施。1,200人の回答を集計したもの。
1位は「トヨタ自動車」ベスト10内に自動車メーカーが3企業
「もう一度転職したい企業」ランキング1位は「トヨタ自動車」。特に技術者からの人気が高く、業界そのものへの憧れのほか、世界のトップをひた走る製品群に携わりたいなどの声が集まった。また、2位はソニー、4位に本田技研工業、6位にパナソニック、7位に日産自動車が入るなど、日系メーカーが上位に多数ランクイン。「グローバルに活躍できそう」「モノづくりに貢献したい」などのコメントが寄せられた。
また、3位にグーグル、9位には電通がランクイン。共に広告業界の頂点に立つ企業として、「専門性にもっと磨きをかけられそう」「より優秀な人材と切磋琢磨できそう」など、スキル・キャリアアップに高い期待を持ったコメントが寄せられた。8位には楽天がランクイン。「ECという分野ならではのスピード感がある仕事ができそう」「規模は大きいがベンチャーらしさを感じる」などのコメントがあがった。
回答者のコメント、50位までの順位など詳細は、「マイナビ転職 転職ノウハウ内のランキングページ」で確認できる。
転職先を選んだ理由、1位は「前職より給与が上がった」から
転職経験者1,200人に「転職先を選んだ理由で最も重視した点」を聞いたところ、1位は「前職より給与が上がったから」の15.2%だった。結婚や出産といった「ライフスタイルの変化によって年収を意識した」というコメントから、「同じ仕事ならばもっと稼ぎたいと感じていた」というコメントまで、待遇面を最も重視したという意見が多い結果となった。2位は「経験・スキルが生かせる仕事だと感じたから」が11.3%、3位は「希望の仕事だったから」が10.8%でランクインした。
転職後の満足度「満足」が6割。ただし転職理由によって差
転職した結果「実際に満足したか」を聞いたところ、「非常に満足」「満足」を選択した人が60.5%となり、半数以上の人がその転職結果に満足しているようだった。
しかし、「転職先を選んだ理由」別に回答を分類、ランキング化したところ、上位と下位では満足度に20%以上の差がついた。また上位の転職者が総じて「非常に満足」の割合が高いなど、満足度に差があることもわかった。
「給与」「休日・休暇」など条件面を重視した層は、相対的に満足度が低く、「会社業績・安定性」を見極め、「業界・仕事」など自身の希望を重視した層は、満足度が高くなった。また、「自身が成長できる」は「非常に満足」の割合が高い傾向があった。