ファーウェイは、スペインで開催される「2014 Mobile World Congress」に先駆け、現地23日に行った記者発表会において、LTE Category 6に対応したモバイルWi-Fiルータ「E5786」を発表した。2014年5月より、ヨーロッパの一部、オーストラリア、中東、ロシアでの販売が予定されているが、現時点で日本での発売はアナウンスされていない。
同製品は、LTE Category 6に対応したモバイルWi-Fiルータである。IEEE 802.11a/b/g/n/acに対応し、「MIMO(2×2)」方式、2.4GHz帯に加え5GHz周波数帯にも対応している。最大で300Mbps(下り)での通信が可能。
機器の接続は最大で10台まで。3,000mAhのバッテリーを搭載し、LTE mode1では連続10時間の使用が可能。待ち受け時間は500時間となっている。独自の省電力機能を装備し、同クラスの他製品と比較して、30%以上パフォーマンスが向上しているという。また、本体のバッテリーを利用して、スマートフォンの充電が行える。
SMS、データトラフィックおよびバッテリーの状態の管理や調整、自動切断の設定は、同社が提供するiOS/Androidアプリ「Huawei Mobile WiFi」を利用することで、ワイヤレスで行える。
インターフェースはmicroUSB(USB 3.0対応)で、外部メモリはSDHC(最大32GB)に対応。サイズはW106×H15.9×D66mmで、重量は約145g。
(記事提供: AndroWire編集部)