ソニーモバイルコミュニケーションズは24日、10.1型Androidタブレット「Xperia Z2 Tablet」を発表した。スペイン・バルセロナで携帯関連展示会「Mobile World Congress 2014」が開幕するのにあわせて公開したもので、現行「Xperia Tablet Z」の後継モデルとなる。グローバル展開モデルであり、今後の日本市場向け正式発表も期待できる。海外市場では3月より順次発売。
Xperia Z2 Tabletは、IPX5/8相当の防水性能とIP5X相当の防塵性能を備えながら、同クラスで世界最薄となる約6.4ミリ(本体サイズ約W266×D172×H6.4mm)、同最軽量となるWi-Fiモデル約426g、LTE/3Gモデル約439gの本体重量を実現した、同社の今年のフラッグシップタブレット。
内部ハードウェアはもちろん進化しているが、ボディ自体も、従来モデルのXperia Tablet Zでは、本体サイズ約W266×約D172×約H6.9mm(最厚部約7.2mm)、重量約495gというものだったので、同じサイズでさらに薄く軽くなったことになる。防水性能もXperia Tablet ZではIPX5/7相当で、こちらも強化したポイントだ。
ほか主な仕様は、ディスプレイは10.1インチ(1920×1200ピクセル)液晶、プロセッサは2.3GHzクアッドコアのSnapdragon 801、メモリは3GB。本体サイズは前述のとおり約W266×D172×H6.4mmで、重量は最軽量のWi-Fiモデルで約426g。バッテリ容量は6000mAh。OSはAndroid 4.4 (Kitkat)。本体のカラーバリエーションはブラックとホワイト。
ディスプレイ表示では、幅広い色再現領域を持つ「トリルミナスディスプレイ for mobile」液晶に加え、新たにバックライトに「Live Colo LED」も採用し、従来モデルからさらに鮮やかな表示が可能となった。あわせてソニー独自の超解像技術「X-Reality for mobile」により、動画再生の高品質化を実現している。
背面カメラは積層型CMOSイメージセンサ「Exmor RS for mobile」を採用した約810万画素カメラ。薄暗い場所でも自然な明るさで美しい静止画・動画を撮影することができるという。さらに、シャッターを切る1秒前から写真を高速連写する「タイムシフト連写」、エフェクト付きの静止画・動画を撮影できる「ARエフェクト」などXperia独自のアプリケーションも搭載する。
ソニーはこのXperia Z2 Tablet以外にもXperiaの新製品として、現行Xperia Z1を置き換える新たなフラグシップスマートフォン「Xperia Z2」(詳しい記事はこちら)なども発表している。