ソニーモバイルコミュニケーションズは2月24日(現地時間)、スペイン・バルセロナで開催中の世界最大規模の携帯通信関連・国際展示会「Mobile World Congress 2014」においてプレスイベントを開催。スマートフォンの新製品「Xperia Z2(エクスぺリア ゼットツー)」を発表した。
Xperia Z2は、約5.2インチのフルHD(1920×1080ピクセル)ディスプレイを搭載した2014年のフラッグシップモデルのスマートフォン。ソニーのデジタルカメラやディスプレイ、オーディオなどの最新技術を搭載した同社の総合力を結集したモデルだという。
幅広い色再現領域を持つトリルミナスディスプレイ for mobileに加え、新たにLive Colo LEDを採用。より鮮やかに映像の再現が可能となった。加えて、ソニー独自の超解像技術「X-Reality for mobile」により、リアリティー豊かな動画再生を実現している。
このほか、スマートフォン初のデジタルノイズキャンセリング機能(Strategy Analytics社調べ、2014年2月24日現在)を搭載。周囲の騒音を約98.0%カットできるという。さらに、ソニー独自のバーチャルサラウンド技術「S-Forceフロントサラウンド」を搭載した、ステレオスピーカーも備える。ハイレゾリュ―ション・オーディオ音源の再生にも対応した。
カメラ機能は、約2,070万画素の1/2.3型積層型のCMOSセンサ「Exmor RS for mobile」を採用。高精細撮影を可能にする画像処理エンジン「BIONZ for mobile」、広角撮影が可能な明るいレンズ「Gレンズ」を採用するなど、ソニーがカメラ開発で培ってきた技術を盛り込んだ。加えて、新たにフルHDの4倍の解像度を持つ4K画質の動画撮影機能や電子式手ブレ補正機能「SteadyShot」、撮影した動画の任意の部分をスローモーション再生できる「Timeshiftビデオ」、ARエフェクト動画機能などに対応する。
プロセッサは2.3GHz・クアッドコアの「Snapdragon 801」(Qualcomm社製)。RAMは3GB、ストレージは最大16GBで、microSDXCカードスロットも備える(最大64GB)。寸法・重量は146.8×73.3×8.2mm・158g。IPX5/8相当の防水性能とIP5X相当の防塵性能も備える。バッテリー容量は3200mAh。
同端末は、2014年3月よりグルーバル市場で提供する予定。日本での発売については、現時点では未定となっている。
(記事提供:AndroWire編集部)