観葉植物保有率上位は、大都市圏が独占した

エイチームのグループ会社である引越し侍はこのほど、「観葉植物の保有率に関する調査」を実施、結果を公開した。

同調査は2013年12月~2014年1月、同社が運営する引越し比較・予約サイト「引越し侍」を利用の上、実際に引越しをした人を対象にインターネットアンケートを実施。回答の中から、無作為に5,000サンプルを抽出した。

上位は大都市圏が独占、森林面積の比率が少ないと緑が恋しい?!

もっとも観葉植物の保有率が高かったのは、全体で7.64%の保有率だった東京都、続く2位には7.13%の神奈川県と、首都圏の二大都市を要する二県のワンツーフィニッシュとなった。

3位以降も兵庫県、大阪府、千葉県と、上位を大都市圏が独占する結果となっている。地方と比べると、部屋が狭くなりがちな大都市圏だが、多少部屋を圧迫したとしても、緑を身近に置きたいと考える人が多い様子がうかがえる。

今回のランキングと密接な関係があったのが、面積に対する森林の占める割合のランキング。森林面積の比率が少ない10県と、観葉植物の保有率TOP10が、ほぼ同じ結果となり、大都市圏ほど緑が少ないというイメージを裏付けた。ちなみに、保有率の8位にランクインしている北海道は、森林面積の広さ自体は当然の1位だが、比率でいうと20位と、意外にも中位となっている。

保有率下位は、森林比率が高い傾向に

家族世帯の保有率は、単身世帯のおよそ2.5倍に

沖縄県は、単身で2位と東京に次ぐ高い順位

全体の保有率平均は4.62%、世帯別で見てみると、家族世帯が7.65%、単身世帯が2.86%と2.5倍程度の開きがあり、部屋数や広さに余裕がある家族世帯の保有率が、単身世帯を大きく上回る結果となっている。

多くの都道府県が、家族世帯、単身世帯ともに似たような順位である中、沖縄県は、単身で2位と東京に次ぐ高い順位となっているのに対して、家族世帯では30位と、世帯別の保有率にかなりのギャップがあった。

理由として考えられるのは、「県外へ引越しする単身世帯の保有率が高い」という点。全国的な傾向では、県外へ引越す単身者の観葉植物保有率は、県内引越しの人に比べてかなり低いが、沖縄県の場合、県外へも県内へも、ほとんど保有率が変わらない。このため、単身者全体の平均でも、高い値となっている。その他、詳細は同社調査ページを参照のこと。