転職の際に1番重視するポイントは?

仲の良かった同僚が転職してしまった……。聞いた話によると、次の会社は給与など待遇面が今よりずっといいらしい。羨ましいなぁ、私も転職しようかな。今回は、マイナビニュースの女性会員377名に「転職の際に1番重視するポイント」を聞いてみた。

Q.転職の際に1番重視するポイントは?
1位 給与 29.4%
2位 会社の雰囲気 22.0%
3位 業務内容 20.7%
4位 労働時間 10.6%
5位 福利厚生 8.0%

■給与
・「お金のために働いてる」(25歳/情報・IT/営業職)
・「これがあるから転職するんでしょう」(32歳/金融・証券/事務系専門職)
・「昇給・賞与・退職金、すべてなしの会社で勤めてきたから」(27歳/学校・教育関連/専門職)
・「楽しくても、給与が安すぎると生活できないので」(27歳/学校・教育関連/専門職)
・「やはり給与は大切、お金は裏切らないしモチベーションアップにもつながる」(24歳/情報・IT/経営・コンサルタント系)
・「今の給与だとギリギリなので、何とか日々の生活だけでも楽して暮らしたい」(25歳/電機/事務系専門職)

■会社の雰囲気
・「会社の雰囲気で仕事の楽しさが変わるから」(25歳/医療・福祉/事務系専門職)
・「この年になると、お金よりも仕事が楽にできるように、と考えてしまう」(28歳/小売店/販売職・サービス系)
・「雰囲気が良くないと、どんなに待遇が良くても続ける気にならないから」(22歳/情報・IT/技術職)
・「いい雰囲気のところで、なるべくストレスなく仕事をしたい」(25歳/電機/事務系専門職)
・「有休が取りやすい雰囲気だといいなと思います、今の会社はなかなか取れないので」(26歳/機械・精密機器/技術職)

■業務内容
・「好きなことを仕事にしたい」(33歳/その他/クリエイティブ職)
・「業務内容さえ面白ければ人間関係はどうでもいいから」(29歳/通信/事務系専門職)
・「今まで身につけてきた自分のスキルが生かせられるかどうかを重視します」(29歳/医薬品・化粧品/事務系専門職)
・「性格的に、無理な業務に就かされるとうつになる気がする」(24歳/自動車関連/事務系専門職)
・「自分にできる仕事かどうかが一番重要、他がどんなに条件良くても仕事内容が嫌ならできない」(40歳/マスコミ・広告/事務系専門職)

■労働時間
・「体力が無いから」(31歳/その他/その他)
・「過労死が社会問題になっているからです」(25歳/機械・精密機器/技術職)
・「激務で体調を崩したことがあるので」(27歳/医療・福祉/専門職)
・「子育てしながら働いているので時短制度などが重要」(35歳/情報・IT/技術職)
・「プライベートの時間が取れないのが1番嫌かも」(21歳/医療・福祉/専門職)

■福利厚生
・「福利厚生は給与と同じくらい大事だと思っている」(30歳/金融・証券/営業職)
・「福利厚生がちゃんとしてる所は、まあまあ良いところだと思うから」(26歳/団体・公益法人・官公庁/事務系専門職)
・「出産や育児に対して寛大な対応をしてくれるところが良いので」(22歳/その他/その他)
・「子育てのこととかを考えると、今より福利厚生が悪い場合は給与が良くても考える」(26歳/金融・証券/事務系専門職)
・「今から転職するなら、産休育休取って復帰して、その後子育てしながら働ける環境であるかどうかが一番大切」(30歳/不動産/専門職)

■総評
転職の際に1番重視するポイント、1位は「給与」だった。理由は「生活水準を変えたくない」「現在の所得が最低ラインなので生活が苦しい」などで、今の給料より下がるなら転職はしないという意見も多かった。生きていく上で「お金」は無視できないもの。せっかく転職するのなら年収アップもかなえたいところだろう。

2位は「会社の雰囲気」で、「お金も大事だけど社内の雰囲気でモチベーションは変わる」「雰囲気が良くないと毎日が楽しくない」といった意見が並んだ。今現在、職場の人間関係に悩んでいる人も多いようで、「仕事を辞める一番の理由は人間関係」という意見も見られた。3位は「業務内容」。自分の不得意な仕事はなるべく避けたい、というのが本音のよう。「事務職以外は考えられない」「営業は苦手」といったコメントが寄せられた。また、仕事に「やりがい」を求める声も多かった。

4位に入ったのは「労働時間」。一番の理由は「子供」で、「子供に迷惑をかけたくない」「子供との時間が十分に取れないとつらい」とのことだった。また、今の会社で残業が多いことに不満を抱いている人も多く、仕事よりプライベートを充実させたいと考えているよう。5位は「福利厚生」。出産や育児を考慮した声が多く、「子育てしながら働き続けられる環境であるかどうかが大切」とのことだった。また「今の会社の福利厚生がひどい」という不満の声も寄せられていた。

転職にはメリットもあればデメリットもあるもの。慎重に考慮し、自分にピッタリ合った転職先を見つけよう。

調査時期:2014年1月24日~2014年1月28日
調査対象:マイナビニュース会員
調査数:女性377名
調査方法:インターネットログイン式アンケート