ウェザーニューズは2月20日、各都道府県における桜の名所700か所、および各エリアの桜開花傾向を発表した。
都心周辺の開花のピークは3月下旬頃
今回の発表は、見頃が短い桜の開花時期を事前に知ってもらうことで、日本の桜を楽しんでもらうことを目的としている。「開花傾向」は、過去10年間に一般から寄せられた桜の開花状況に関する多くのリポートと、今後の気象状況の予測をもとに算出している。
今冬は強い寒波に見舞われ、全国的に平年よりも気温が低い時期もあった。太平洋側でも記録的な雪になるなど冬らしい冷え込みにより、桜の芽は「休眠」状態から覚め、開花に向かって生長のスタートをスムーズに切れたと考えられる。
開花は、1月下旬~2月初めに気温の高い時期があったことに加え、開花直前の気温上昇によって、全国的に平年並みかやや早い時期、特に北日本ではやや早い時期の開花になる見込み。昨年は西~東日本で異常な早さで開花したが、それに比べると遅めの開花となるという。
同社は、桜の開花日を「その木に1輪以上の桜が初めて咲いた日」と定義している。ソメイヨシノの最も早い桜の一輪開花は、3月半ば過ぎから九州・四国の沿岸部で始まり、西日本、東日本へと広がると予想している。都心周辺の開花のピークは3月下旬になる見込み。
3月5日には、各エリアやお花見名所700か所、公園1万か所、要望があった桜の木全ての開花予想を行い発表する予定。全国の名所700か所における「桜開花傾向」は、ウェザーニュースやさくら Ch.でも案内している。