昨年公開された松本零士氏原作のフル3DCGアニメーション映画『キャプテンハーロック-SPACE PIRATE CAPTAIN HARLOCK-』Blu-ray&DVD(2月21日発売/ポニーキャニオン)の発売を記念した上映イベントが21日、東京・シネマート新宿で行われ、松本零士ファンとしても知られるAKB48の田名部生来が出席した。
田名部といえば、AKB48きってのアニメ・特撮好きで、中でも松本作品の造形が深いことでも知られており、昨年9月には松本氏とのトークイベントでハーロックのコスプレを披露。この日は再びハーロックの衣装にまとった田名部は「フルオーダーでぴったりに作っていただいたかっこいい衣装を、もう一度着ることができてうれしいです」と喜びをあらわにしていた。『キャプテンハーロック』との出会いについて聞かれた田名部は「父が松本零士先生の大ファンで、家に漫画がありました。私はまず『銀河鉄道999』を読んで、その中に登場するハーロックの魅力にやられたのが出会いです。その後、『宇宙海賊キャプテンハーロック』の漫画も読みました」と話し、親子2代で続く松本氏のファンであることを明かした。
今回の上映イベントは、劇場の大スクリーンでもう一度、3Dの映像を観たいという声に応えて実現したもので、すでに劇場で3D版を見ている田名部は「また、こうして歴史を超えて、時空を超えて、新しい『ハーロック』が生まれることをうれしく思いました。劇場に足を運んで、作品を見てそのスケールの大きさにびっくりして、ハリウッド映画を見ているような気分になりました」と新たな航海に旅立った『ハーロック』の魅力を語っていた。また、本作のおすすめシーンについては「3Dには、二次元を飛び越えた凄まじさがあります。特にアルカディア号がこちらに向かってくるシーンでは、本当にドキドキしました。スクリーンで見れなかった方は本当に残念だと思います。もったいないことです」と話した。
ハーロックのコスプレ姿の田名部だが、実際に劇中に登場するキャラクターで一番感情移入ができたキャラクターについては「アニメ版ではトチローが大好きなんですが、今回の劇場版ではヤッタランのネットオタク的なところに共感しました」と回答。ハーロックに実際に会えたら? という質問には「アルカディア号に乗せてくださいと懇願します!」とハーロック愛はつきない様子だった。
最後に田名部は「私も新しい世代ではありますが、こうして『ハーロック』が新しい世代の方に語り継がれていくと思うとうれしくなります!」と話し、イベントは幕を閉じた。
(C)LEIJIMATSUMOTO / CAPTAIN HARLOCK Film Partners