英国アストンマーティンはこのほど、第84回ジュネーブ・モーターショー(3月6日から一般公開)への出展概要を発表した。スペシャルエディションとして、「V8 Vantage N430」と「DB9 Carbon Black」「DB9 Carbon White」を公開する。
「V8 Vantage N430」は、純粋なドライビング・プレジャーを追求し、一般道はもちろん、サーキットでも高い性能を発揮するモデルとして設計された。エンジンは4.7リットルのDOHCドライサンプV8で、「V8 Vantage S」に匹敵する436PSの最高出力を誇る。従来のVantageシリーズと同様、クーペとロードスターの2バージョンが設定される。
カーボンファイバー / ケブラー・スポーツシート、グラファイトのペイントが施された10スポーク鍛造アルミホイールなど、軽量化とスポーツ性を追求した同モデルは、最高速度が190mph(時速305km)に達し、0~60mph(0~96km/h)加速は4.6秒となっている。トランスミッションは6速マニュアルのほか、よりスポーツ性を求めるオーナー向けにクロスレシオの7速SportshiftII オートメイテッド・マニュアル・トランスミッションとファイナルドライブをローギアード化したバージョンも用意される。
「DB9 Carbon Black」は、6.0リットルV12エンジンを搭載し、183mph(時速295km)の最高速度を誇る「DB9」に、専用デザインの軽量カーボンファイバー・コンポーネントをはじめとするダークカラー・テーマを施したスペシャルエディション。「DB9 Carbon White」は、ストラトス・ホワイトのボディカラーにダークカラーのディテールを施し、ブレーキ・キャリパーにアクセントカラーを配したスペシャルエディションとなっている。
ジュネーブ・モーターショーではその他、4ドアスポーツの「Rapide S」など合計8台を展示する予定だ。