日本チェーンストア協会は20日、2014年1月のチェーンストア販売概況を発表した。それによると、1月の全国スーパーの売上高は既存店ベースで前年同月比0.2%減(店舗調整後、以下同)の1兆1,080億円となり、2カ月連続して前年を下回った。
1月は、食料品では農産品、畜産品が好調。住居関連品では家具・インテリア、家電などが好調だったものの、衣料品の不振が影響した。
部門別の売上高を見ると、食料品は前年同月と横ばいの6,755億円。このうち農産品は、相場高のキャベツや白菜、玉ねぎ、にんじんのほか、レタスやカット野菜などは好調だったが、なす、ホウレンソウは不調だった。畜産品は、牛肉、豚肉、鶏肉、ハムソーセージ、相場高の鶏卵が好調だった。
衣料品は前年同月比4.4%減の1,187億円。紳士衣料ではコート、スラックス、カジュアルパンツ、婦人衣料ではコート、カットソー、パンツ・スカート、その他衣料・洋品では紳士・婦人・子供の肌着、ベビー用品が不調だった。
住居関連品は前年同月比1.7%増の2,372億円。日用雑貨品はペーパー類、トランクなどの旅行用カバンなどは好調だったが、文具、ゲーム機器は不調。家電製品はエアコンや冷蔵庫などは好調だったが、テレビや暖房器具などは不調だった。
サービスは前年同月比8.9%減の36億円。その他は同0.7%減の728億円だった。
調査対象は、会員企業59社、9,169店舗。