SSD製品「Samsung SSD 840」ファミリーの正規代理店であるITGマーケティングは20日、韓国サムスン電子が米国の調査会社であるギャラップ社を通じて行った、主要7カ国(韓国/米国/中国/日本/ドイツ/イギリス/フランス)におけるSSD製品の顧客満足度調査の結果を公開した。
調査の対象は、1日に平均で3~4時間以上、PCを使う男女5,457人。このうち50.8%が「現在使っているPCには満足していない」と回答し、改善したい点のトップは「スピード」だった。
一方で、SSDを使っているユーザーは、その性能に高い満足度を示したという。約70%のSSDユーザーが「非常に満足」と回答している。さらに「SSD導入で気付いたPC利用環境の変化」という質問では、約42%が「起動時間短縮を含め、PC性能向上に伴う、全体的な作業効率の向上」と「起動時間短縮によるストレス軽減」を挙げた。
SSD導入のメリットでは、「 データ損失の心配が減った(29.3%)」「大きなファイルのコピー・移動に要する時間が短縮できた(27.5%) 」「 ロード時間が短縮でき 、ゲーム環境が快適になった(26.2%)」が目立つ。SSDの「スピード」と「信頼性」は、PCを快適に使うための重要な鍵となっている。
今回の調査対象となった7カ国(韓国/米国/中国/日本/ドイツ/イギリス/フランス)では、PCの速度向上に対する欲求も異なる。結果では、米国(56.5%)、フランス(54.7%)、日本(52.8%)に比べて、中国(65.2%)、韓国(65.1%)、ドイツ(62.4%)の数字が大きい。「PCの動作そのものが遅い」と回答したのは、中国で70.2%、韓国で53.3%、ドイツで58%となった。日本においては、PCそのものの遅さよりも、「アプリケーションの起動時間が長すぎる」と回答した人が多い(57.9%)。
「我慢できるPCの起動時間」という質問でも、欧米諸国と比較して東アジア諸国の方が、起動時間に対する要求が高い。具体的には(我慢できる起動時間)、中国が1.7分、韓国が2.7分、日本が2.5分、米国が3分、ドイツが3.4分、フランスが3.1分、イギリスが3.7分となった。これと関連して、現在のSSDユーザーのうち36.6%は、体感起動時間を1分未満と回答。非SSDユーザーの回答と比べて、約10%以上短いPC起動時間を回答していたという。
米国の半導体調査会社であるiSuppi社によると、2013年のSSD世界市場規模は、94億米ドルで、70億米ドルの市場規模を記録した2012年比で35%の増加。2014年は123億米ドル(+30%の成長)、2015年は159億米ドル、2016年は190億米ドル、2017年は209 億米ドルを見込んでいる。