就活生の平均エントリー社数は63.4社

ディスコはこのほど、2月1日現在の「就職活動状況に関する学生調査」を実施、結果を公表した。同調査は2月1日~5日、2015年3月卒業予定の全国の大学生3年生(理系は大学院修士課程1年生含む)を対象にインターネット調査法にて実施。1,556人の回答を得た。

2月1日現在の平均エントリー社数は、微減の63.4社

就活生の平均エントリー社数は63.4社と、前年同期調査(65.3社)より1.9社減少した。1月調査に引き続き、対前年微減で推移。一方、受け取ったダイレクトメールの数は大幅に増加しており、企業側の積極的なアプローチの様子がうかがえる。

OB・OG訪問を希望するものの、半数近くは未だ経験なし

就職活動をする上でOB・OGに話を聞きたいと答えた学生は、全体の9割近くに及ぶ結果となった。しかし、望んでいても約半数の47.4%の学生がその機会をまだ持つことができていない。また、自主的にアポイントをとってOB・OG訪問をした学生は、全体の20.6%に留まった。

就職活動をする上でOB・OGに話を聞きたい学生は、9割近くに

志望職種は文系「営業関連」、理系「研究・開発・設計関連」が最多

志望職種を決めている学生のうち、第一志望の職種を見ると、文系は「営業関連」がトップだった。理系では、「研究・開発・設計関連」がもっとも多く、男子で39.0%、女子で36.0%が選んでいる。

志望職種は文系「営業関連」、理系「研究・開発・設計関連」

将来仕事をする上で、英語力は"絶対に必要"は約3割に

将来仕事をする上で英語力が必要と思うかを尋ねたところ、「絶対に必要」「できれば必要」を合わせた「必要」との回答が9割を超えた。しかしながら「できれば必要」が62.2%で、「絶対に必要」は29.8%の約3割という結果だった。新卒採用時に企業から評価してもらえると思うTOEICのスコアを尋ねたところ、平均は705点で、昨年より20点減少した。

将来仕事をする上で、英語力が「必要」は9割超

現在の英語力については、「ネイティブレベル」「ビジネスレベル」を含む「日常会話レベル」以上が57.6%に留まり、前年比で8.2ポイント減少した。一方、「ほとんど会話できない」は、前年に比べ増加し、42.4%にのぼった。

就職活動の見通し、難易度下がる印象は変わらず

自身の就職活動を「厳しい」と感じている学生は48.8%で、「やさしい」の12.0%を大きく上回まった。しかし、過去3年分を比較すると(毎年2月調査)、「厳しい」は毎年減少し、「厳しさ緩和」の傾向がはっきりと現れた。