JR四国はこのほど、徳島線全線開通100周年を記念して運行する記念列車「沿線探検スロー列車 徳島線花(とくしませんか)号」の運行時刻などを含む詳細を発表した。
「徳島線花号」は、1日かけてのんびりと徳島線沿線を楽しむことを目的に企画された列車。車窓からの眺めを楽しむだけでなく、駅前でのおもてなしや駅周辺の散策、地域の人とのふれあい、地域の銘菓や沿線名物の食べ物のプレゼントなど、さまざまな楽しさが盛り込まれる。川田~阿波池田間が開通した100年前に廃止となった旧船戸駅付近を訪ね、語り部の話を聞く体験もできるという。
同列車の名称は、春から夏にかけて徳島線の車窓から見える吉野川と花の風景をイメージしたもので、「この列車を徳島線の花となるように育てたい」(JR四国)との思いが込められているとのこと。 徳島発阿波池田行の片道運行で、74.0kmの区間を平均時速10km以下でゆっくり走るため、所要時間は7時間39分になるという。運転時刻は徳島駅9時12分発、阿波池田駅16時51分着。
運行日は3月25日、4月20日、5月18日、6月15日、7月20日の計5日間。乗車ツアーとしての販売となり、料金は大人4,800円、小児3,900円(徳島駅発着の場合)。1回あたりの定員は76名。2月21日11時からJR四国のワープ支店、駅ワーププラザ、旅の予約センター、一部の駅(旅行業登録箇所)にて予約受付を開始する。