イギリス生まれの「ステリボトル」は画期的な哺乳瓶である。なんと、使い捨てなのだ。旅行中などの外出時はもちろん、防災用にも適している。日本での正式発売は2013年12月。海外のベビーグッズの輸入代理店であるClovis Baby(FUNAZAWA)が販売している。
ボトル本体やキャップ、フードはポリプロピレン製で、ニップル部分はTPE(熱可塑性エストラマー)と呼ばれるゴム製の樹脂を使用しており、フタル酸やBPAといった有害物質を含まない。使い捨てが可能なだけでなく、200℃以上の高温環境のもとで生産され、直ちに包装されていることから、使用前の洗浄や消毒が不要な点も特長だ。また、1個あたりキャップを含めて29gと軽量で、重ねてコンパクトに収納ができる。
前述の通り防災用にも適していることから、日本でも危機管理協会(CMA)の認定を受け、既に複数の自治体に災害備蓄品として納入が進んでいるとのこと。開封して取り出す際に、指がボトル内部やニップル部分に触れないよう配慮されてパッケージング。未開封状態で5年間の備蓄が可能だ。
ユーザーからは「使用後に汚れたまま持って帰るのが嫌だった哺乳瓶が使い捨てできて便利」「消毒不要なので、ボトルにそのままミルクを入れて調乳し、使ったら捨てるだけでとても簡単」「哺乳瓶の洗浄や消毒は断水したらどうするんだろうという災害時の不安を軽減してくれる」「しっかりと乳首部分とカップ部分が取り付けられるので、全く漏れません」といった声が寄せられ、評判も上々とのこと。
価格は1パック5個入りで1,500円。哺乳瓶の容量は240ml。対象月齢は0カ月からと新生児でも使える仕様だ。
本国イギリスではヴィクトリア・ベッカムも愛用しているといい、世界で10年以上の販売実績を持つ商品。災害への備えだけでなく、育児中のママの手間を軽減するアイテムとしても心強い商品だ。