18日に放送されたニッポン放送のラジオ番組『宮藤官九郎のオールナイトニッポンGOLD』(毎週火曜22:00~24:00)で、人気コーナーから誕生した卒業ソング「ドラゴン気取りのティーンネイジ・ブルース」が3月26日から配信限定でリリースされることが発表され、俳優の勝地涼が"涼 the guraduater"名義で歌手デビューすることが明らかになった。

"涼 the guraduater"名義で歌手デビューする勝地涼(右)とプロデュースした宮藤官九郎

昨年10月にスタートした同番組では、宮藤たっての希望でコーナー「宮藤官九郎の一行から始める作詞講座」をスタートさせた。番組リスナーから毎週、歌詞を一行ずつ募集し、1曲を作り上げていくというもので、"卒業"をテーマに毎週200通を超える歌詞が送られるようになった。約2,000通以上の歌詞の中から、ついに18日のオンエアで歌詞が完成。作曲は、宮藤自らがオファーした真心ブラザーズのYO-KINGが担当した。

作曲を担当した真心ブラザーズのYO-KING

こうして生まれた楽曲「ドラゴン気取りのティーンネイジ・ブルース」を歌うのは、2005年に映画『亡国のイージス』で日本アカデミー賞新人賞を受賞し、NHK連続テレビ小説『あまちゃん』で"前髪クネ男"として話題になった勝地涼。同番組にゲスト出演した勝地は、今回の企画に賛同し、歌手デビューのオファーも快諾した。同曲の冒頭では「今日を終えたら切ろうと決めている髪の毛を丁寧にクシでとく 藤波辰爾のように僕は前髪を切って何でこんなことをしているんだろうと我に返った ドラゴン気取りのティーンネイジ・ブルース~」という歌詞が続いていく。

宮藤は「オールナイトニッポンをやること自体が夢だったのに、番組内の企画がこんな形で音源化されるなんて」と喜び、YO-KINGと"涼 the guraduater"こと勝地涼のタッグを「2度とない奇跡のコラボレーション!」と興奮。リスナーに向けて、「人生初のプロデュースですが、これをもってプロデューサー宮藤は卒業します! ありがとうございました」と感謝のメッセージを送った。

同曲は3月26日からレコチョク、iTunesなどの各種サイトで配信される。