プジョー・シトロエン・ジャポンは24日、同社の3ドアコンパクトハッチバック「DS3 Chic」に、新開発の1.2リットルエンジン「EB2」とトランスミッション「ETG5」を搭載し、販売開始する。
新パワートレインは1.2リットルの3気筒DOHCエンジン「EB2」と新開発トランスミッション「ETG5」を組み合わせ、アイドリングストップなどの低燃費技術を組み合わせたもの。「EB2」は最高出力82PSを発揮しながら、従来の1.4リットルエンジンより20%の軽量化を果たし、サイズもコンパクト化された。無段階可変バルブタイミングやエンジンオイルが最適な作動圧を得られる容量可変式オイルポンプなど、最新技術が投入されている。
「ETG5」はオートマチックモード付の5速トランスミッションで、パドルシフトによるマニュアルモードによって、リニアなレスポンスとダイレクトな走行感覚を実現した。同時に、スムーズなギアシフトプログラムと操作性に優れたクリープ機構、ヒルスタートアシスタンスなど、扱いやすい機能も搭載している。
こうした新パワートレインにより、「DS3 Chic」の燃費は旧モデル(1.6リットル4AT)の12.5km/リットルから49%も改善され、JC08モードで18.6km/リットルとなった。今回の新パワートレイン搭載にともない、全グレードに8スピーカーのHiFiオーディオが標準装備されている。価格は、「DS3 Chic」が247万円、「DS3 Sport Chic」が270万円。