日立製作所、東京メトロ丸ノ内線霞ケ関駅で「爆発物探知システム」実証試験

日立製作所と日本信号は18～20日、東京メトロ丸ノ内線霞ケ関駅にて、「ゲート内蔵型爆発物探知システム」の実証試験を行う。

同システムは、文部科学省の「社会システム改革と研究開発の一体的推進」事業における「安全・安心な社会のための犯罪・テロ対策技術等を実用化するプログラム」の一環として、両社と山梨大学が共同で開発したもの。とくに犯罪やテロ対策などの技術について、関係省庁が連携して実用化をめざすプログラムだという。

今回の実験では、高速で爆発物の有無を探知できる質量分析装置を内蔵したゲート内蔵型爆発物探知システムを駅構内に設置。爆発物を所持していない乗客から誤って信号を得る「誤検出」を回避する手法を開発するために、駅構内の環境データを収集するのが目的だという。爆発物の検出を目的としたものではないため、爆発物や危険物はいっさい使用しないとのこと。装置は霞ヶ関駅の桜田通り方面改札内コーヒーショップ付近に設置される。