南海電気鉄道は、今年春発売予定としていたJR西日本および近畿日本鉄道との「連絡IC定期券」について、3月14日から販売開始すると発表した。同定期券は、通勤・通学で南海電車とJR西日本、または南海電車と近鉄電車を乗り継いで利用する場合、1枚で両社の列車に乗降りできるという。
IC定期券を発売する際の対象カードは各社によって異なり、南海は「PiTaPaカード」、JR西日本は「ICOCA」または「SMART ICOCA」、近鉄は「ICOCA」または「KIPS ICOCA」となる。発売券種は「通勤定期乗車券」「通学定期乗車券」で、通用期間は1カ月・3カ月・6カ月。運賃は従来の磁気定期券と変わらない。
南海の定期券発売窓口および定期券発行機能付き券売機、JR西日本「ICOCA」エリアの駅のみどりの窓口(一部を除く)または一部のみどりの券売機、近鉄の定期券発売箇所(旅行会社への委託窓口を除く)にて販売される。
なお、一部の場合を除き、連絡IC定期券の発売日以前に購入した連絡磁気定期券を、連絡IC定期券へ変更することも可能。各社の定期券販売窓口にて受け付ける。