埼玉県秩父でイチゴ摘み&温泉--「行楽なび」でスマホ片手にぶらり日帰り旅

「明日、どこ行こっか」とスマホ片手に検索

イベントが目白押しだった年末年始から、日常の落ち着きを取り戻してきた2月初旬の金曜日。明日は天気もよさそうだし、子供と一緒に行けて日帰りで旅行気分が味わえる場所がないだろうかと思い、「行楽なび」で検索をした。前回、近場の思わぬお楽しみスポットを見つけられたあの情報サイトだ。携帯向け情報サービスで、JRグループの鉄道情報システムが運営している。情報検索だけなら無料で利用でき、GPSで位置情報を取得して現在地から最寄りの行楽スポットを検索したり、特集記事からもお出掛け先が探せる。

トップページを見ると、「くだもの狩り特集」が。「自分で収穫したものを食べる喜びが味わえるしいいかも……」と検索していくと、埼玉県秩父市にあるいちご狩り園「和銅農園」が目に留まった。秩父鉄道和銅黒谷駅から徒歩ですぐの立地にあり、マイカーがなくても行けるというのが決め手だった。

土曜日朝、西武池袋駅を出て秩父鉄道へと乗り継ぐ。商業地や住宅地の都会の景色を抜け、1時間ほどで車窓は山間の風景に様変わり。さらに1時間ほどで和銅黒谷駅に到着した。同駅は、和銅開珎ゆかりの地。駅のホームには「日本通貨発祥の地」と書かれたモニュメントが置かれ、大正時代に建てられた築100年のレトロな木造駅舎も見ごたえがあり、駅そのものがちょっとした観光地だ。子供のテンションも上がっている。

マイカーいらずの農園でイチゴ摘み

駅から数分歩くと和銅農園に到着。こちらは、30分間食べ放題のシステムで料金は小学生以上1,500円、2歳以上小学生未満800円(12月13日～2月28日までの料金。3月1日～4月10日までは各1,300円、700円・4月11日～シーズン終了までは各1,000円、500円)。ビニールハウス内にはとちおとめや紅ほっぺに加え、静岡原産の章姫(あきひめ)、群馬県産の品種やよいひめの4種のイチゴが栽培されている。

子供は初めてのイチゴ摘みに大興奮! ゲーム感覚で赤いイチゴを探し、「こんなに大きいのあったよ～」とおいしそうに頬張っている。私はそんな子供を眺めながら、4種のイチゴの食べ比べをして楽しんだ。

急遽、温泉に立ち寄り

たくさんイチゴを味わった後は、付近を散策しつつ、近場でいいスポットはないかと行楽なびで再び検索。秩父界隈は日帰り温泉施設も多いようで、その中でも目に留まった「秩父川端温泉 梵の湯」。なぜなら「美人の湯」と書いてあったから。今度はお母さんのお楽しみに付き合ってもらいます、息子よ。

駅からタクシーで10分足らずの場所にある梵の湯は、キャンプ施設も有する広大な敷地内にあり、大風呂と露天風呂の2種類の風呂に加え、足湯・サウナ、岩盤浴も。タオルレンタルのシステムもあるので、手ぶらでふらっと立ち寄れるのがうれしい。荒川と秩父の大渓谷を臨む絶景に、心も体も癒される。施設内の食堂で食事を済ませ、リセット&フルチャージ完了。肌ツヤよくなったみたいで母は大満足です。子供も温泉旅行気分を味わえ大満足の様子だ。

帰路は、乗換駅の西武秩父駅から特急レッドアロー号に乗り、鉄道好きな母子揃って大満足。日帰りの旅だったが、大自然からグルメ、温泉、鉄道まですっかり満喫できた。ちなみに、「行楽なび」は情報検索だけでなく、口コミ情報の投稿もできる。今後の利用者に役立つよう、和銅農園と梵の湯の口コミの投稿もしておいた。

子供の気分ってすぐに変わるので、臨機応変に行き先を決められるスマホ片手の気まぐれ小旅行はオススメ。旅の楽しさを再発見で、次はどこへ行こうかと早くも検索画面を眺め中だ。