クロス・マーケティングは関東1都3県に居住する15~59歳の男女を対象に、「音楽鑑賞に関する調査」を実施した。調査は2013年12月20日~25日にかけて行われ、694件の有効サンプルを得た。
「1,000円未満」が40%
まず、1カ月あたりの音楽鑑賞に使用する金額について尋ねたところ、「1,000円未満」と回答した人が40%で最も高く、次いで「1,000円~3,000円」が25%だった。「全くお金は使わない」と回答した人がそれに続いて多く、21%という結果になっている。
音楽の購入状況について聞くと、68%が「CDを購入する」、25%が「有料の音楽配信サービスを利用して購入する」と回答した。「購入はしない」は26%で、その理由として「You Tubeなどの動画視聴サイトで鑑賞できる」「レンタルするから」「価格が手頃ではない」「テレビやラジオで鑑賞できる」といったものが挙げられた。
音楽情報の収集源を尋ねたところ、若年層は「YouTubeなどの動画視聴サイト」という回答が多かった。一方、年代が上がると、ラジオや友人・知人からの紹介が増えている。
若年層はながら鑑賞、40・50代の8割は自宅で
年代別に音楽鑑賞実態を見てみると、15~29歳の若年層は「電車・バス」「歩きながら」聴くと回答した割合が半数を超えた。使用している音楽鑑賞媒体は、15~24歳は「デジタルオーディオプレイヤー」「スマートフォン」が半数以上となっている。
一方、年代が上がると「自宅」で聴く割合が高くなり、40代・50代では80%がそのように回答している。使用する音楽鑑賞媒体は、自宅のコンポやCDプレイヤー、MDプレイヤーと回答した割合が高かった。