米Kickstarterは16日(現地時間)、同社が運営するクラウドファンディングサイト「Kickstarter」が不正アクセスを受け、ユーザーの個人情報が流出したと発表した。流出規模は明らかにしていないが、同社は全ユーザーに対してパスワードを変更するよう促している。
Kickstarterは2008年にリリースされたクラウドファンディングサービス。インターネットを通じて不特定多数のユーザーから資金を集め、新製品や新プロジェクトのアイデアを実現可能にする。資金を援助したユーザーには、支援金に応じて見返りが用意されており、製品開発のプロジェクトであれば完成品が手に入ることが多い。
今回流出した情報は、ユーザー名、メールアドレス、郵送先住所、電話番号、暗号化されたパスワード。実際のパスワードは流出しなかったが、暗号化されたパスワードは解読される恐れがあるとし、同じパスワードで登録している他サイトも含めて、パスワードを変更するよう推奨している。
クレジットカード情報については、同社が保持しているのはクレジットカード番号の下4桁だけであるとし、それらの情報は一切流出してないという。また、Facebookで同サービスにログインしているユーザーの場合に関しては、個人情報の心配はないとしている。
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