CP+2014 - タムロン、世界初の18.8倍ズームレンズをタッチ&トライ

2月13日から横浜のパシフィコ横浜で開催されている「CP+2014」。レンズメーカーであるタムロンのブースでは、一眼レフカメラ用の交換レンズを展示している。ほとんどの製品を実際に手にとって使用できる、タッチ&トライコーナーだ

世界初の16-300mm交換レンズを展示

タムロンは高倍率ズームレンズで高い評価を受けているメーカーだ。開発発表があったばかりの、APS-Cサイズカメラ用の高倍率ズームレンズ「16-300mm F/3.5-6.3 Di II VC PZD MACRO(Model B016)」が早くも展示されていた。現在発売中の製品は18-270mmの15倍ズームだが、さらに16-300mmの18.8倍ズームまでスペックを向上させている。

手ぶれ補正機構や超音波モーターを搭載しており、今回の参考展示は開発途中のものではあるが、すでに素早いピント合わせができるまでに仕上がっていた。担当の方によると、やはり広角側を広げたのが特徴とのことだ。16mmでも前モデルの18mmと同様に使えるよう設計しているため、同じ18mmで撮影しても、新レンズのほうが歪みなどの画質面で有利だという。

あの「28-300mm」が、35mmフルサイズ一眼レフカメラに対応

35mmフルサイズの撮像素子を搭載する一眼レフカメラに対応した、高倍率ズームレンズ「28-300mm F/3.5-6.3 Di VC PZD (Model A010)」も展示。いわば定番の「28-300mm」がさらに進化している。

こちらも発表されたばかりだが、実機に触れることができた。現行機種から光学系を一新し、超音波モーターを搭載したモデルだ。

すでにキヤノン用が発売されている「SP 150-600mm F/5-6.3 Di VC USD (Model A011)」は、ニコン用の実機を手にとって試せた。発表ではソニー用も発売予定だが、今回のCP+には展示がなかった。

レンズをきれいにしてくれるコーナーも人気

CP+のタムロンブースでは定番となりつつある、レンズのクリーニングコーナーも。タムロンレンズを持参すると、その場で簡単な清掃をしてくれるサービスだ。分解掃除や修理などはできないが、前と後のレンズ、ボディを清掃してもらえる。