2月13日から横浜のパシフィコ横浜で開催されている「CP+2014」。レンズメーカーのシグマブースでは、最新のレンズを含めた一眼レフカメラ用交換レンズのほか、新センサーを搭載した高級コンパクトカメラ「SIGMA dp Quattro」などが展示されている。
artラインの標準レンズ「SIGMA 50mm F1.4 DG HSM」
近年シグマで発売されるレンズは、「Contemporary」「Art」「Sports」にジャンル分けされている。「SIGMA 50mm F1.4 DG HSM」は、その中でも高性能で画質を重視した「art」ラインの製品となる。
フルサイズ一眼レフ用の50mm/F1.4レンズはこれまでもあったが、前モデルより画質を向上させ、レンズファームウェアの更新や、ピント位置の微調整ができる「USB DOCK」にも対応した製品だ。画質を重視した製品だけあって、単焦点レンズながらずっしりとした重さを感じるレンズだった。こちらは製品体験コーナーにも用意されている。
小型化してマクロ撮影も可能になった「SIGMA 18-200mm F3.5-6.3 DC MACRO OS HSM」
先日発表されたAPS-C一眼レフカメラ用レンズ「SIGMA 18-200mm F3.5-6.3 DC MACRO OS HSM」も、製品体験コーナーに展示されていた。前モデルとのおもな違いは、光学系を変更して最短撮影距離を39cmにすることで、マクロ撮影も可能になっていることだ。また、本体サイズも容積比で約11%小さくなっているという。
新センサーを搭載した「SIGMA dp Quattro」
シグマのカメラは「Foveon X3 ダイレクトイメージセンサー」という独自の撮像素子を持っているが、「SIGMA dp Quattro」は、RGBのセンサーサイズとセンサー数が異なる撮像素子を搭載しているカメラだ。焦点距離の異なるレンズを搭載した3製品が発表され、カメラ本体の形状やスペックは、レンズ以外はほぼ同じである。中間の焦点距離レンズを搭載した「dp2」は35mmフィルム換算で45mm相当となる。
会場では実際に触れることができる機種が3台あったが、数十分待ちの状態で、実際に触れるのも3分ほどに限定されていた。ガラスケース内にはレンズフードや光学ビューファインダー、リモコンなどのオプションを装着した展示もあった。より詳しいレポートは別記事『【レポート】CP+2014 - シグマブースは単焦点の高級コンデジ「dp Quattro」が大人気 - タッチ&トライは長蛇の列で30分以上の行列待ちも』を参照いただきたい。
実機は開発途中ながら問題なく動作しているので、開発はかなり進んでいるように感じる。メニュー画面は変更される可能性が高いとのことだ。