米NVIDIAは、2014年1月26日を末日とする2014年度の第4四半期ならびに通期の決算を発表した。第4四半期にGeForce GTX GPUの売上高が前年同期比で50%近くの伸びを見せ、通期でもTeslaとQuadroが史上最高の年間売上高を達成するなどしたが、全体では減収減益となった。なお、2013年度の通期決算では売上高で過去最高を達成していた。

発表によると、通期決算で売上高が前年度比約3.5%減の約41億3,016万ドル、営業利益が同約23.5%減の約4億9,622万ドルで、減収減益。GeForce GTX GPUが貢献したという第4四半期のみでは売上高が前年同期比約3%増の約11億4,422万ドルとなったが、営業利益は同約9%減の約1億6,692万ドルとなった。

年初のCES 2014でモバイルデバイス特化の新SoC「Tegra K1」を発表するNVIDIA社長兼CEOのJen-Hsun Huang氏。同SoCを武器に自動車向け組み込み市場にも展開することを強調していた

既にはじまっている2015年度の第1四半期では、売上高で10億5,000万ドルとなる見通しだという。